パッチ履いてがんばってます(笑)

広報専門員の清水奈緒美が、姫路港管理事務所で「姫路港開港60周年記念事業」を担当する、技術専門員の山口昭彦さんにお話を伺いました。

実は・・甲子園球場約2000個分!

「姫路港」というと、どこを思い浮かべるだろうか。工場夜景のきれいな「網干港区」?鍵穴のようなモニュメントが印象的な「飾万津臨港公園」周辺?

 

現在の姫路港は、飾磨港区を中心に、東西約18km、6つの区域からなる。神戸港の面積が約9,000ha。そして、姫路港が7,700ha。ぱっとは想像しにくいが、甲子園球場約2,000個分にあたる広さだ。その姫路港が今年、開港60周年を迎えた。この春から、同担当についた山口さんは、「イベント盛りだくさん。もう、必死のパッチですよ」と、いきなり関西人強めな語り出しだ。

開港60周年といいつつ、実は港としての歴史はもっと長い。「海外に開かれて60年ですが、1846年にはこの姫路港管理事務所のすぐ裏に湛保と言われる港が築かれているんです」と山口さん。そんな長い歴史がありながら、神戸港に華をもっていかれているように感じるのはなぜか。「神戸港は大型客船が寄港したりして、観光のイメージが強いんですが、姫路港は工業港のイメージが強い。一見、地味かもしれませんが、ものづくり=播磨やひょうごの経済をけん引し続けてきたんです」。多くは語らないが、下支え一筋。まるで職人のよう。だが、そんな男は嫌いではない。

 

で、今年ならではの動きは?

その工業港に4月、同港に入港する船では過去最大の「ダイヤモンド・プリンセス」がやって来た。「『姫路港に、こ~んなすごい船が来るんかぁ』と思いましたね。地元の方もたくさん見に来られました。

姫路は秋祭りが有名ですけど、5月には、祭り屋台の『土台』だけを持って天に差し上げる『台場差し』というのも特別に行われました。姫路には、姫路ならではの資源がある。幸い、姫路城には多くの観光客が来ているので、どうやったら他のエリアにも足を延ばしてもらえるかも考えていきたいです」。

 

そして、子どもたちにも夢を感じてもらえたら‥

山口さんは、これまで淡路夢舞台のオープンや、県立芸術文化センターの開館などに携ってきた。

「イベント系の事業も多かったので、今回の異動を聞いた時も、一瞬『おもしろそう』と思ったんですが、事務量を見て、『もう必死のパッチを何枚も履かないといけないな』と思いましたよ」と笑い飛ばす。

「今年は、姫路港発着で壱岐島に行くクルーズもありますし、その美しさから海の貴婦人とも言われる『海王丸』も入港します。自分も小さい頃、神戸港で外国客船を見て『自分の生まれたまち神戸は世界とつながっているんだ』って思ったんです。いろいろなイベントを通して、子どもたちにも、そんな風に夢を感じてもらえたらなぁ」。

“Harbor” とも “Marina” とも少しちがう。世界に誇れる城あり、祭りあり、前獲れありの姫路港は、“Hatoba” という感じか‥。いや、やっぱり唯一無二の “Himeji” かな。

 

 

<姫路港 これからの主なイベント>
◆ 7月14日(日)~15日(月・祝) 姫路港ふれあいフェスティバル夏版
◆ 7月15日(月・祝)姫路港周遊クルーズ・海上自衛隊練習艦 一般公開
◆ 8月20日(火)「にっぽん丸」壱岐島チャータークルーズ出港&出港イベント
※クルーズ2日目には姫路出身の紅白出場歌手 丘みどりの「船内ステージ」あり
◆ 10月18日(金)海の貴婦人とも称される帆船「海王丸」入港(~22日まで寄港)
◆ 10月19日(土)~20日(日)姫路港ふれあいフェスティバル秋版

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