「またみんなと50年後に会える口実ができたので、よかったです」

「50年後の自分にメッセージを送ろう!」という、県庁1階「はばタンメッセージボード」。
今日は、神戸市の学生交流拠点「Co-STUDY(コ・スタディ)神戸」に集う大学生7名が、小雨降る夕暮れの道を、メッセージを書きに訪れてくれました。
写真の女の子が、明日から留学先のカナダに戻る前に、思い出をつくろうという企画だったようです。
「70代の私へ。」
「肝臓もろもろ無事ですか?」
「何があってもあきらめるな!」
「世界の子ども達が”らしく”生きれる社会貢献しとるぞ!」
「楽しく生きてください!」
20歳前後のフレッシュな言葉が並びます。
「え、そんなこと書いたの? なんか……らしいね」「え、そっちは?」
中央の彼女は、明日の朝、カナダに旅立つのだそう。仲間との思い出とともに、行ってらっしゃーい!
それから、1号館の南側芝生広場、メッセージボードにくくりつけにいきます。
メッセージボードには、たくさんのメッセージがすずなり。
どれもピュアで、まっすぐで、自分のが終わった後も、ひとつひとつ、つい見入ってしまいます。
「これ見て? オレたち、完敗。」
誰かのそんな言葉がして、「なになに?」と問いかける声があって、みんなが集まってきます。
その視線の先にあったのが、これ。
県庁見学に来た、10歳の子かな?
とすると、2069年、彼か彼女が60歳の時に、この場所で、このメッセージと再会するのかな。
なんか……『君の名は。』みたいで、泣けてきました。
そのとき70代になっている今日の大学生のみんなと、ここで会えたら、楽しいね。
「あ! 50年前、みんなで『完敗や』って言うてたんよ! あなたやったんやねー!」って。
帰宅後、カナダ行きのパッキングをしている彼女から、メッセージがありました。
「またみんなと50年後会える口実ができたので、よかったです!」
※メッセージボードは、2019年3月末まで設置予定です。私も書かなきゃ! きゅーじゅーご歳の、私へ!