兵庫県の防災情報(速報と緊急時に見るサイト)

災害時に発信される緊急速報や避難情報は兵庫県だけでなく様々な公的機関が扱っています。
最近はエリアアラート(緊急時にスマホに送られてくるプッシュ通知)だけでなく、アプリで防災情報を受け取れるツールも増えてきました。
兵庫県を含めて公的機関が扱っている速報や利用できるツールを紹介します
災害時の緊急情報を受け取る
ひょうご防災ネット
兵庫県の情報で災害発生時はまずこのサイト
あらゆる緊急災害情報や避難情報を発信しています
2019年12月時点でガラケー向けに対応しているため、すべて平文(画像などを排除した文章だけの情報)で情報が出ています
近年はだいぶスマホユーザーが増えてきましたが、2018年時点でまだ5人に1人がガラケーユーザー※であることを考えると、まだまだ必要です
また、災害現場はネット環境が良くない場合や、アクセスが集中して接続しにくくなるため的確な情報を素早く伝える意味で平文の情報発信は一理あると思います
▶ひょうご防災ネット
http://bosai.net/
スマホアプリ版「ひょうご防災ネット」
文字通りスマホ向けの「ひょうご防災ネット」です
スマホアプリとしてダウンロードして使います。
機能は上記のひょうご防災ネットの情報に加えて
特徴的なのが「マイ避難カード」です
いざというとき逃げ時や避難所の情報を登録しておける機能です
主な特徴は以下3つ
- 地震、津波、台風など状況ごとに自分で避難の仕方を組み立てられる
- ハザードマップなど地図を確認しながら、作成できる
- 逃げ時のタイミングにプッシュ通知が送られてくる
災害時の対応イメージが出来上がる
私自身使ってみた感想としては
避難所の把握や、自宅のハザードマップの確認など
災害時の動き方を一通り確認するのにちょうどよい機会と思いました。
津波や地震それぞれの場合はどう動くか?を
一つずつ埋めていくのですが
家族と離れていた場合どの避難所に落ち合おうか?など
自分を含めたいろいろなケースが頭に浮かびました
全部埋めていくのは少し手間ですが
一回完成させておけばずっと使える点でやっておいて損はないと思います
▶ ひょうご防災ネット Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.bosai.appli&hl=ja
▶ ひょうご防災ネット iphoneアプリ
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%94%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88/id1458839848
「Yahoo!防災速報」と比較すると
防災関係のアプリでは人気の高い「Yahoo!防災速報」
自分のいる位置に地震速報や、豪雨情報をプッシュ通知でお知らせしてくれるだけでなく
大雨が迫っているとお知らせしてくれる豪雨情報は普段でも役に立ちます
また、Yahoo!は各自治体と災害協定を結んでいるため、自治体が発信する緊急情報はこのアプリでも入手できます。
緊急情報は両アプリOK。「マイ避難カード」はひょうご防災
そのため、緊急時には使い慣れている方を利用するのが良いと感じました
日常づかいだとYahoo!防災速報の豪雨情報は重宝しています
ただ、ひょうご防災アプリにだけ搭載されている「マイ避難カード」は基本的な防災情報を頭に入れておく意味でも重要だと思います。
マイ避難カードはネットが通じない状態でも確認できるため、プッシュ通知すら機能しない大規模な災害で情報から断絶されても、焦らずに行動指針を立てられます
自分で調べたい人向け、速報サイト
基本的な情報は先に紹介したアプリが速報を届けてくれますが、例えば家族が別の場所にいるなど自分の地域以外の情報を取得したい場合に、速報を発信している各種行政のサイトを調べてみました。
気象情報
気象情報、となっていますがあらゆる災害の速報や危険予測は気象庁や兵庫県の気象情報が出しています。
豪雨や台風情報だけでなく、土砂災害、地震速報など速報が必要な場合に確認してみましょう
これらの情報は国や自治体の間で共有されているためどちらを確認しても大丈夫です。
意外と見落とされがちですが、気象情報のサイトで地震速報も扱っています。
▶ 気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/index.html
▶ 兵庫県の気象情報
http://hyogo.bosai.info/
警報の危険度分布
気象庁が発表している情報には、各警報に応じた危険度のマップがリアルタイムで公開されています。
通常、テレビなどでは警報が各地域で大まかに発信されているのを目にしますが、土砂災害、浸水害、洪水の様子が地図上に表示されるため、より細かい分布状況をこのサイトから確認できます。
ちなみに濃い紫はいつ災害が起きてもおかしくない状況を示しています。
各災害内容に応じて、数時間先の予測情報を見ることができ、これらの時間は予測精度と必要な避難時間を元に決められています。
洪水の避難には3時間は必要なのですね。
▶ 土砂災害-気象庁
https://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/index.html
▶ 浸水害-気象庁
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/inund.html
▶ 洪水-気象庁
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html
水位のライブカメラ
兵庫県には河川を監視するカメラがあり、リアルタイムで見ることができます。
洪水や浸水情報は先にご紹介したアプリで確認できますが、川の情報を自分でも確認したい場合はここから見ることができます。
一級河川など国が管理する大きな川は国土交通省の「川の防災情報」でも河川カメラを確認することができます
▶兵庫県河川管理システム
http://hyogo.rivercam.info/index.html
▶国土交通省 川の防災情報 兵庫県(直リンク)
http://www.river.go.jp/kawabou/ipAreaJump.do?areaCd=86&prefCd=2801&gamenId=01-0203&refineType=2&fldCtlParty=no&fvrt=yes
潮位情報
潮位は国土交通省の「ファウナス」と兵庫県県土整備部の「兵庫県海の防災情報」の2つから確認することができます
それぞれ管轄が違うため、見れる港の場所が違います
ファウナスは2か所、神戸港(瀬戸内海)と柴山港(日本海)の潮位
兵庫県海の防災情報は16か所、(淡路島、兵庫県本州の瀬戸内と日本海)を確認することができます。
県土整備部のライブカメラは約5分ごとの更新なので、厳密にはリアルタイムではありません
地震発生時に津波の心配がある場合は、先に紹介した速報アプリの方に従うのがいいでしょう
▶国土交通省「ファウナス」
https://nowphas.mlit.go.jp/
▶兵庫県県土整備部「兵庫県海の防災情報」
http://hyogo-kouwan.info/jsp/
南海トラフの津波で最高水位になる福良港
南海トラフ巨大地震が発生すると、淡路島の南側(南あわじ市)には最短で44分で到達するといわれています(神戸市は88分)
兵庫県で発生する津波の最高水位8.1mは南あわじ市の福良湾となっており、市では福良港津波防災ステーションを設置して防災意識の向上と観測・情報発信を行う防災拠点を持っています。
この福良港の潮位情報とライブカメラは上記「兵庫県海の防災情報」から確認することができます
▶福良港津波防災ステーション
https://nowphas.mlit.go.jp/