問い合わせ殺到!?望むところです!

広報専門員の高曽根里恵が、
復興支援課 住宅再建共済制度(フェニックス共済)担当 白石豊さんにお話を伺います。

結婚して5年。
将来は一戸建ての家を持ちたいな~という私の昔からの夢が、そろそろ現実味を帯びてきました。

兵庫県が阪神・淡路大震災の教訓から作った「フェニックス共済」。
私も仕事上その重要性はわかっているつもりで、家を建てたら入るんだろう…とぼんやり考える日々。そこで、改めてそのシステムを学ぶべく担当の白石さんを訪ねました。

入庁2年目、北播磨地域で勤務していた白石さんは、平成7年1月17日、姫路の実家で震災を経験。
幸い直接の被害はありませんでしたが、リアルタイムで流れてくる報道には大きな衝撃を受けたんだそう。
その1年9ヵ月後、防災計画を立てる部署へ配属。当時、多額の義援金が集まったものの、被災世帯が多かったため1世帯に割り振られる額は少額になり、そのことなどから住宅再建が遅れてコミュニティや地域経済の復興の遅れへとつながっていったことを知ります。

白石さんは当時住宅再建の担当ではありませんでしたが、他の職員がこの問題に直面し苦悩している様子を間近で見て課題を感じたんだそう。

自助(保険)、公助(行政支援)だけでは限界がある。

自然災害に立ち向かうためには、共助の仕組みも絶対に必要

熱く語るその姿からフェニックス共済担当歴も長いのかと思いきや、今年4月に配属というから驚きです。

「職務として勉強する中で重要性を改めて感じている」。
白石さんの言葉一つひとつには、今までの現場経験に裏打ちされた説得力が宿ります。

震災当時、徳島県に暮らしていた私。
生まれて初めての大きな揺れにびっくりして目を覚まし、慌てて両親の寝室に駆け込んだのを覚えています。

でも被害といえばタンスの上のものが落ちてきたくらいで、テレビニュースを見てもなんだか遠い外国で起きているかのような感覚でした。今、縁あって神戸で働く中で当時のお話を直接聞くと、現場の苦悩や強い願いの中で生まれたこの制度に入る意味を強く感じます。

平成17年から始まったフェニックス共済。
これまで406戸に計6億円以上が給付されています。
まさかの事態にホッとできた世帯が406もあるんですね。
今は全国で唯一、兵庫県だけの制度

白石さんは将来的には全国に広まってほしいと話します。「これのメルマガを読んで興味を持った方からの問い合わせが殺到したら、お仕事が増えてしまいますね」に対し「とんでもない、すごくうれしいです!しっかりご説明させていただきます」と笑顔の回答。

いやいや、本当にどこまでも自分の信念に真っ直ぐな人だ、白石さんは。

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