どんな風に働きたいだろうか|vol.014

広報専門員の清水奈緒美が、新庁舎企画課で「執務環境整備」等を担当する田村敦嗣さんにお話を伺いました。

今、県庁舎の建替という変革期のなかにいる。新国立競技場を設計した隈研吾さんの事務所を含む企業共同体が、この大事業をサポートすることが発表され、期待値がちょっぴり(?)、だいぶ(?)上がった方もいるだろう。私たちの将来の職場について、水面下で何がどう動いているのか、新庁舎企画課の田村敦嗣さんに聞いた。

庁舎だけではなく、まち全体の整備がすすんでいます

庁舎の耐震性確保、働きやすい執務環境の整備、来庁者にとっての利便性向上、元町駅周辺の回遊性向上…などの目的で、県庁舎を含む周辺のまち全体の再整備が計画されている。なかでも、田村さんは、職員の私たちには一番気になるだろう執務環境の整備を担当する。「昨年6月に基本構想を出しまして、今はちょうどこれを具体化していっているところです。いろいろお叱りみたいなものも受けますが、それだけ注目度が高いってことです(笑)」。

どんなイベントスペースがあったらいいだろう?

現在、2つほどプロジェクトが進んでいるそうだ。「県民の方が活動できる場を作るためのプロジェクトがあります。広報、管財、地域創生、情報企画、あと、食堂を設置しようとしているので職員課さんなどに集まってもらって、五国&県産品のPRをしたり、誰でもイベントができるフリースペースを検討したりしているんです」と田村さん。「デジタルサイネージを活用しよう」「県産品をその場で買えるシステムを入れよう」といったアイデアが出ているという。「みなさん、割りといい表情されてると思います。予算が決まって、『いくらでしないといけない』という段階ではなくって、今はまだ“こんなんできたらいいな”って夢を語る場なので。やっぱり、自分達が楽しいと思えるものでないと県民の方にも楽しんでもらえないですよね」。

これが将来の職場?!・・もうワクワク

もう1つが執務環境を考えるプロジェクト。こちらは、若手職員が集まり、県内の企業や役所を見学したりして「若手が考える理想の働き方」をワークショップ形式で話し合ったそうだ。さらに、執務環境の整備に関しては、「働く場」を専門に研究する京都工芸繊維大学大学院の仲研究室と連携協定を結んだ。若手職員の意見を反映し、同研究室が製作した“理想の職場”のミニチュア模型を見せてもらうと…フリーアドレスに、個室の役職席なし、ソファ掛けの「所属横断コミュニケーションスペース」なるものも。

「模型見た時は、もう、ワクワクしましたね。『こういうスペースええな』とか『これは、ないわ~』ってみんなで言い合ったりして。案外、自分もプロジェクトのメンバーも若手だからなのか、抵抗なかったですね」と田村さん。

一方で、当然、否定的な意見も。「『役所がそこまで自由にコミュニケーション取ったりせんでも…』という方もいます。これまでの成功体験から『変えなくっても』という考えになることも理解できます。それを否定するわけではないですが、息づまりを感じている職員がいるのも事実ですので」と田村さんは続ける。若手だけの職場ではない。どこを落としどころにするか、調整のむずかしいところだ。「仲教授が言われていることなんですけど、昔はハコモノを作ってから、そこに合わせて働く。今は、“こういう働き方をしたい”というのがあって、そのためのハコモノを作るんです。先生が『ハッピーが大事だ』とおっしゃるので、「職員のHappiness」とか働き方のコンセプトとして最初掲げてたんですが、それは却下されました(笑)」。

そこでどんな風に働きたいだろうか

なるほど、言われてみれば、「どんな働き方をしてみたいか」「どんな職場がステキだろうか」、考えたことはなかったな。働きやすい職場はもちろんのこと、「兵庫県職員ってステキ!と思ってもらえるようなカッコイイ職場」が、田村さんの理想の職場。私なら「学生に憧れてもらえる、なんかオシャレな職場」だろうか。他の誰のものでもなく、将来の庁舎は、私たちのもの。そこでPCに向かう、会議をする、休憩する自分たちを想像して、これからの庁舎整備に胸を膨らませるのも、悪くはないだろう。

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